プログラマー35歳(定年|限界)説
巷にはプログラマー35歳(定年|限界)説というものがあるようです。
これまでにこの話を耳に挟む事はありましたが、まともに聞いてみようという気にはなる事はありませんでした。(ちなみに私もプログラマーの端くれで今度の9月で35歳となります)
最近になって私自身もプログラマーとしての伸び代がもうそれほど無い事を意識するようになりました。その意識は日を追うごとに明確になってきています。
名ばかり事業主として安いサラリーで日々せっせと仰せつかったプログラムを作っておりますが、最近これまでの数年間を振り返る事がよくあります。思い出す事といえば突然の電話連絡に怯えプレッシャーに押しつぶされそうになりながら仕事の意識から解放されず仕事と狭い自室に囚われて、周囲の大切な人達を大切にするどころか、なるべく視界に入れないようにさえしていたかもしれません。そうやって得たものは何だったのか、無駄に歳だけとった様な気がしています。
最近になってようやくこのように過去を振り返る余裕が出来たのも確かです。4月の後半から単純労働(プログラミング)する時間を週に3日だけと貫いています。
物事を考える時間、振り返る時間が無いとどうしても近視眼的に目の前に迫ったタスクをこなすだけでいっぱいいっぱいになってしまって少し先に目をやることも難しくなってしまっていたなと実感しています。
適性や限界というのは人それぞれだと思いますが、私もここに至って単純労働としてのプログラミングを生業とすることに限界を感じています。
生活の為にお金を稼ぐ事は相変わらず重要だけど、それと同じくらい自分と周りの大切な存在に目を向ける時間は大切なんだなと。今更で情け無いですが。